アヤ Day 7は濃霧で真っ白でしたが、ついに最終日ですね。
8日目は別府から門司港へ。
最後は快晴でフィニッシュできましたか?



いや、少しパラついたけど何とか持ちこたえたんだ。
そして「関門トンネル」も通ってきたよ。



おお、本州への入り口まで!



そう。 その後は門司港で紙芝居を見たり、クリームソーダを飲んだり。 雨に濡れつつも、最後は「ライダー」と「観光客」の両方を満喫して、九州に別れを告げたよ。
こんにちは、風牙です。
九州一周8日目、2025年10月25日(土曜日)。
いよいよ、九州の大地を走る最後の一日です。
空模様はあいにくの小雨。
シールドに付く水滴をグローブで拭いながら、大分県の別府を出発し、北九州の門司港を目指します。
インカムは昨日壊れて沈黙したまま。
でも、雨音とエンジンの音だけを聞いて走るのも、旅の終わりらしくて悪くありません。
中津城の石垣と、AI歴史探訪




道中、観光を兼ねて大分県中津市にある中津城へ立ち寄りました。
あちこち歩き回らず、目的地を城だけに絞っての訪問です。
天守閣へ向かう途中、ふと気になったのが「石垣」でした。
ゴツゴツとした加工されていない石が、パズルのように積み上げられている。
「これ、よく崩れないな……」と疑問に思い、その場でスマホを取り出してAI(Gemini)に聞いてみました。
すると即座に、「それは『野面積み(のづらづみ)』という工法で、中津城の石垣は現存する近世城郭としては九州最古と言われています」との回答が。
なるほど、ただの石の山に見えていたものが、AIの解説のおかげで一気に歴史的な遺産へと変わりました。
目の前には数百年動かない石垣。
手元には最新のAI。
「最新のテクノロジーを使いながら、古の歴史を学ぶ」というスタンス。
このギャップが妙に楽しく、石垣の隙間を覗き込みながら、豊かな時間を過ごせました。
「関門トンネル」と紙芝居と門司港グルメ






北九州に入り、門司港レトロへ到着。
ここでどうしてもやっておきたいことがありました。
「関門トンネルをバイクでくぐる」ことです。
九州と本州を繋ぐ海底トンネル。
今回はフェリーで帰るので渡る必要はないのですが、ここまで来て挨拶なしに帰るわけにはいきません。
バイクで地下へと潜り、海の下を駆け抜け、本州(下関)の空気を一瞬だけ吸って、またすぐに九州側へトンネルバック。
「よし、これで思い残すことはない!」 完全に自己満足ですが、ライダーとしての「儀式」を済ませてスッキリしました。
門司港レトロに到着。
まずは腹ごしらえです。
向かったのは「伽哩本舗(かりほんぽ)」。
門司港名物といえばこれ、「焼きカレー」です。
熱々の器に盛られたカレーとチーズの香ばしい匂い。
少し遅めのランチになりましたが、冷えた体にエネルギーがチャージされ、ここから本格的な観光モードへスイッチが入りました。
紙芝居とクリームソーダ、そして夜景




食後の散策中、名物の紙芝居のおじちゃんに声をかけられました。
流れでそのまま、水あめを片手に鑑賞することに。
演目は「黄金バット」。
昭和レトロな街角で、いい大人が並んで紙芝居を見る。
なんともシュールで、温かい時間でした。
その後は海峡プラザにあるカフェ「もじこい。」へ。
店内の映えスポットに誘われるように入り、クリームソーダを注文しました。
さらに「中津からあげ 吉吾」で唐揚げもつまみ食い。
食べてばかりですが、これが旅の醍醐味です。
最後の晩餐:AIに振り回され、偶然に救われる


日が暮れて、九州での最後の食事です。 実はここに来るまで、ちょっとしたドラマがありました。
「最後だし、美味しい豚骨ラーメンで締めたい」と思い、昼間あんなに活躍したAI(Gemini)に、今度はおすすめの店を聞いて向かったのですが……
1軒目、定休日。
2軒目、まさかの廃業。
「おいAI、歴史には詳しいのにメシ屋には弱いのか!」とヘルメットの中で悪態をつきながら、結局あてもなく走ることに。
そうして適当に走っていた時、たまたま視界に入ったのが小倉南区にある「豚のむら」という看板でした。
「もうここしかない!」と飛び込みましたが、これが大正解。 濃厚な豚骨スープが、歩き回って疲れた体に染み渡ります。 知識はAIに頼っても、メシ選びは旅人の「勘」と「偶然」のほうが信用できるのかもしれません。
そんな教訓と共にスープを飲み干し、九州の味を胃袋に刻み込みました。
出航、拡張するバッグと、あふれる土産


21時11分、新門司港フェリーターミナルに到着。
実はここに着く直前、新門司でお土産を買い込んだのですが、思った以上に買いすぎてしまいまして……。
「これは流石に入らないか?」と焦りましたが、ここで愛用のシートバッグが火を噴きます。
拡張用のジッパーを全開にして容量アップ。
テトリスのように隙間なく詰め込み、ギリギリでジッパーを閉めることに成功しました。
旅の汚れで薄汚れたバッグですが、この拡張性(包容力)には感謝しかありません。
乗船するのは、行きと同じ東京九州フェリー「はまゆう」。
パンパンに膨らんだバッグを積んだバイクを車両甲板に固定し、客室へ向かうと、心地よい脱力感が襲ってきました。
23時55分、定刻通りに出航。
遠ざかる九州の灯りを見ながら、この濃密すぎた8日間を振り返りました。
イカに感動し、雲仙で言葉を失い、雨で転び、釘を踏み、疲労でコケて、霧に包まれ、最後は小雨に打たれたけれど、終わりは雨上がり。
トラブルだらけだったけれど、AIが作ったルートをなぞるだけでは決して出会えなかった景色や人が、そこにはありました。
さようなら、九州。 またいつか、このボロボロになった(けど無傷の)相棒と一緒に走りに来ます。









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