最近、サバゲーに行く回数よりも観劇に行くことが多い風牙です。
どっぷりと観劇の面白さにハマってしまいました。
先日、新宿にあるシアターブラッツでBOOT公演 『THE MORTUARY -遺体安置所-』を観劇してきました。
とても素晴らしい内容で、泣いてしまいました。
Aチームを劇場で、Bチームを配信で観劇しました。
あらすじ
とある暑い夏の日。
老朽化したショッピングモールが突然の崩壊事故を起こし、中にいた沢山の客の命が失われた。
遺体安置所には未だ身元の解らないままの男女の遺体が6体。そこへ様々な人々が自分の親族ではないかと確認にやってくる。
待合室には老若男女が9人。顔も身体も潰れ原型をとどめていない遺体を前に、9人は不思議な親近感と絶望を共に手にする。
しかし、別々の2人が1つの遺体を『自分のパートナーだ』と主張した事をキッカケに、悲しみで敷き詰められていたはずの待合室はやがて
全く別の景色を生み出してゆく。
ストーリーのトリック
今回の『THE MORTUARY -遺体安置所-』でS席を購入すると舞台のパンフレットがもらえるのですが、
スタッフから『ネタバレになるので開けなでください』とのこと。
パンフレットには開かないようにテープで閉じる厳重さ。
よほどのネタバレがあるのかと指示通り開けずに観劇しました。
ストーリーが進み、最後に放たれた一言で一変。
ショッピングモールの崩落事故に巻き込まれてのは『人』ではなく『ワンちゃん』だった事。
一瞬パニックになりましたがすぐに理解できました。
- 二人のダイスケ=同じマルチーズで同じ名前のダイスケ
- 双子の姉妹のミニチュアダックス
- ミックスのマサムネ
- 盲導犬のラブラドール、りく(ジェンダーレス=避妊済み)
- 運動神経の良い黒猫 アラン・スミシー
まさかワンちゃんの話だとは思わず、そこからストーリーが進むたびに、自分もワンちゃんを飼っているので、
とても共感する部分が多く感じで、泣いてました。
環境省2021年度の殺処分の状況が報告されています。
年間で1万4457匹だそうです、1日あたり40匹が殺処分されています。
舞台を終えて感じたこ
ペットの殺処分がまだまだ多いことは自分も認知していました。
日本では1日で40頭の殺処分されていると言われています。
救えない命がまだまだあるということが痛感しました。
飼い主を常に一番に思うワンちゃんの気持ちに、
改めていま一緒に生活している愛犬に、たくさんの愛情を注ごうと思いました。
Bチームの配信を観劇した際にもやはり泣いてしまい、
そこに何かを察したように愛犬がそばにきた時には、
どうにもならないくらいの思いが込み上げてきました。
印象に残ったこと
この世界のどんなところにだって行ける
ペットを飼ったことがる人はわかると思いますが、
『行く場所が限定される』です。
近年はペット同伴可の観光スポットや宿泊施設も増えましたが、
ペットを置いて旅行に行くことは出来ません。
セリフの一つに『この世界のどんなところにだって行ける』を聞いた時に、
ペットを飼っている間は、行く場所が制限されていること、
自分がいなくなって飼い主が自由に行けるようになる。
とても複雑な思いで見ていました。
軽い気持ちでペットを飼うことは控えてほしいです。
必ず帰ってきてくれる
毎日、仕事に行き、帰るととても喜んでくれる愛犬。
必ず帰ってくると信じて待っていてくれる。
ワンちゃんにとっては毎日が特別なのかもしれないと思った。
崩落のシーンにて
みんな手を取り合って、最後まで飼い主の幸せを願い、
『誰も来ない』
『それでも信じる』のセリフを聞いた時に、
きっとワンちゃんはどんな時も飼い主が必ず迎えにきて、
必ず帰ってくるからこの瞬間も来てくれると信じていた瞬間だと思った。
まとめ
BOOTの公演は女子サバの酒井遥華さんがきっかけで観劇するようになりました。
観劇した作品は
- 『ポポフゴーストの救命曲線』
- 『IN THE WOMB 2023 -赤ちゃんといたい-』
- 『エイリアンと猟銃』
- 『THE MORTUARY -遺体安置所-』
BOOTの公演は、笑いあり、泣けるところもあり、さらには色々と考えさせられる作品ばかりです。
今回の『THE MORTUARY -遺体安置所-』はワンちゃんを飼ってるので、かなり共感する部分が多くあり、
配信も見ましたが、オープニングの音楽を聴くだけで泣きそうになりました。
いつか迎える最後の日まで、たくさんの愛情を注いであげたいと強く思いました
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